(24日、第107回全国高校野球選手権静岡大会準々決勝 藤枝明誠3―2富士東) 「学校の歴史を動かそう」。史上初の4強…
(24日、第107回全国高校野球選手権静岡大会準々決勝 藤枝明誠3―2富士東)
「学校の歴史を動かそう」。史上初の4強入りを目指した富士東の夏。私立の強豪・藤枝明誠をあと一歩まで追い詰めた。
ここまで全4試合に登板し、3試合連続で完投と躍進の原動力となった清水琉偉(るい)投手(3年)が先発した。この日は初回をのぞいて毎回走者を許したが、粘りの投球で終盤の逆転に望みをつないだ。
3点を追う九回、市川諒選手(3年)、野口桜翔(はると)選手(3年)の安打などで無死満塁に。押し出しと堤栄治主将(3年)の中犠飛で1点差に迫ったが、あと1本が出なかった。
「最後、惜しかった。夢を見ちゃいました」と大沼克浩監督は振り返った。新チームができてから、選手たちは自分で目標を設定し、良いところや足りないところを話し合ってきたという。自ら考え、成長を続けた選手たちをねぎらった。
選手たちはみな目を腫らしたが、表情は暗くはなかった。堤主将は「目標のベスト8は達成できた。最終回に粘ることもできて、今までの成果は出せたと思う」。清水投手は「自分たちらしい野球はできた。このメンバーでもう野球ができないのが、一番悲しいです」と話した。(滝沢貴大)