第107回全国高校野球選手権栃木大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は25日、宇都宮市のエイジェックスタジアムで準決…
第107回全国高校野球選手権栃木大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は25日、宇都宮市のエイジェックスタジアムで準決勝2試合が行われる。勝ち上がったのはシード勢の4校。いずれも夏の甲子園の出場歴がある強豪校がそろった。
第1試合は作新学院と国学院栃木の顔合わせ。
作新学院は2009年から16大会連続での4強入りとなった。その間、11~21年には大会10連覇(コロナ禍による中止を挟む)を果たしている。
今大会は初戦から3試合続けてコールド勝ちで、いずれも2けた安打。主将の葭葉慶治(3年)らが打率5割を記録し、チーム打率は準決勝進出4チームでトップの4割超だ。
昨夏準優勝の国学院栃木は、今大会3試合の得点や安打数は4校で最も少ない。だがエースの辺見斗磨(2年)を軸とした投手陣を失策ゼロの守備陣が支え、勝ち抜いてきた。作新学院には昨秋の県大会準々決勝で敗れており、雪辱を期している。
第2試合は青藍泰斗と宇都宮工が対戦する。
青藍泰斗は宇都宮商や栃木工など県立の実力校を下して、3年連続の準決勝進出を決めた。打線は佐川秀真(3年)らが好調で、左腕永井竣也(3年)らの投手陣も安定。下級生のころから試合経験を積んできたメンバーたちが、35年ぶりの甲子園を見据えている。
県立校で唯一勝ち残った宇都宮工は、昨秋(準優勝)、今春の県大会に続く4強入り。前年優勝の石橋に競り勝つなど、勢いに乗る。長身左腕の横山健(3年)、トップバッターで打撃好調の沼尾優希(3年)らの活躍が期待される。決勝進出を果たせば、13年ぶりとなる。
準決勝と決勝の入場券は、球場窓口では販売せず、コンビニエンスストアのファミリーマートやチケット購入サイト「イープラス」で販売する。詳細は県高野連のホームページで。(津布楽洋一)