福岡大会は25日、準決勝2試合が久留米市野球場である。シードの私立3校と、ノーシードの県立1校が決勝進出をかけて戦う。…

 福岡大会は25日、準決勝2試合が久留米市野球場である。シードの私立3校と、ノーシードの県立1校が決勝進出をかけて戦う。各校のこれまでの戦いぶりや特徴を紹介する。

■西短付×福岡工 10時

 3季連続の甲子園出場を目指す西日本短大付は昨夏の甲子園出場時の登録メンバーが9人残り、投打で充実した戦いぶりを見せている。中野琉碧(るい)投手(3年)は2試合を無四死球で投げきった。精度の高い投球が、打線ももり立てている。

 4強唯一のノーシード福岡工は、シード校が3回戦から登場する中、1回戦から6勝を積み上げてきた。ここまで計14安打の赤川天都(たかと)選手(3年)を中心に打線が好調。戦前に夏4回の甲子園出場を誇る。今夏は戦後初の出場への挑戦だ。

■九国大付×東筑紫学園 13時

 春夏合わせて12回の甲子園出場経験がある九州国際大付は、2年ぶりの優勝を目指す。1番打者の牟礼翔選手(2年)は今大会すでに本塁打を2本放った。長打力のある打者が並ぶ打線は切れ目がなく、守りも4試合で3失点と安定している。

 21年ぶりに準決勝に進んだ東筑紫学園は、初となる夏の甲子園出場に挑む。1番打者の小野来雅選手(3年)ら走力のある選手が多く、足をからめた攻撃が得意。全4試合に登板してきた背番号1の津田楓人投手(3年)は直球に力がある。