(24日、第107回全国高校野球選手権岩手大会決勝 花巻東8―4盛岡大付) 同じ花巻東との決勝だった昨夏、盛岡大付の雨…
(24日、第107回全国高校野球選手権岩手大会決勝 花巻東8―4盛岡大付)
同じ花巻東との決勝だった昨夏、盛岡大付の雨田優海斗投手(3年)はスタンドにいた。
同学年の若林真大投手が1人で投げ切る姿を、「応援する気持ちと、悔しさ」を胸に見つめた。
転機は秋。登板した練習試合中、監督から「横から投げてみたら」と助言を受けた。すると、上手投げと球威は変わらず、手応えをつかんだ。
冬に徹底的にフォームを固め、ウェートトレーニングで体重を6、7キロ増やした。
精神面も成長した。マウンド上で「落ち着きがなく、そわそわしていた」が、打者を冷静に観察できるようになった。スイングを見て、直球と変化球を使い分けた。
最後の夏はエースナンバーを背負った。この日は三回、走者2人を背負った場面で登板。花巻東の4番打者、古城大翔選手(2年)をスライダーで三直。5番の赤間史弥選手(2年)を直球で空振り三振に打ち取った。
五回、再び中軸を迎えた。しかし、古城選手に真ん中に入ったスライダー、赤間選手には高めの直球をはじき返され、連続適時打を浴びた。ミスも絡み、この回に一挙6点を失った。
ベンチに戻ると、仲間が「逆転するぞ」と次々に声をかけてくれた。気持ちを切り替え、その後は1失点にとどめた。
「粘りの投球ができたのは、成長できた部分だと思います」(坂田達郎)