ドジャースで同僚となった大谷の才覚に目を丸くしたスネル(C)Getty Images 投手として徐々にギアは上がっている…

ドジャースで同僚となった大谷の才覚に目を丸くしたスネル(C)Getty Images
投手として徐々にギアは上がっている。去る6月16日のパドレス戦で実戦復帰を果たした大谷翔平(ドジャース)である。
約2年ぶりのマウンドで背番号17は、異彩を放っている。先述のパドレス戦で実戦復帰を果たした大谷は、現地時間7月23日までに6試合に登板。合計12イニングを消化し、防御率1.50、WHIP1.00、奪三振率9.75のハイアベレージをマーク。平均球速も97.9マイル(約157.9キロ)と手術を執行した右肘への懸念も見られていない。
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打者としてナショナル・リーグトップの37本塁打を放ちながら、最速101.7マイル(約163.7キロ)の快速球を投げ込むのだから、その才覚はやはり驚くほかにない。
そんな大谷の偉才に愕然とするのは、百戦錬磨のチームメイトたちも同じだ。2018年と23年にサイ・ヤング賞を手にした実力派左腕のブレイク・スネルは、ドジャースの試合中継を担っている放送局『Sports Net LA』の番組で「彼(大谷)が投げている姿を見るのは、本当に最高なことだ」と強調。そして、ごく当たり前のように繰り返されている投打二刀流の凄みを改めて訴えた。
「俺自身、ああいうスタイルは今までに見たことがなかった。正直、思っていたよりも、かなり良いピッチャーだと思わされている」
球界屈指の実績を誇るスネルが、「思っていたよりも良い」と思わされた部分はどこか。32歳は、持論を続けている。
「もちろん、防御率とか、三振数とか、成績の部分は知っていた。でも、俺はピッチャーよりもバッターとしての方が凄いと思っていたんだ。でも、今のショウヘイのピッチングを見ているとかなり完成度の高い投手なんだと気づかされた。マウンド上で自信があって、場面ごとに自分が何をすべきかもよく分かっている。自分も彼から学びたい」
24年12月に5年総額1億8200万ドル(約282億円)の契約を締結したスネル。そんな彼からしても「学びたい」と思わせる“投手・大谷”は、やはり半端じゃない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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