(23日、第107回全国高校野球選手権香川大会準々決勝 英明10―9寒川) 5点を追う三回裏の寒川の攻撃。1死一、二塁…
(23日、第107回全国高校野球選手権香川大会準々決勝 英明10―9寒川)
5点を追う三回裏の寒川の攻撃。1死一、二塁で井上翔太選手(3年)は「後ろのいいバッターにつなげよう」と打席に立った。
バットを振り抜き、一塁を回ったところで歓声が聞こえた。「入った」と実感した。2点差に迫る3ランホームラン。「追いつける」と思った。
最後の最後まで粘ったが、あと一歩届かなかった。
甲子園出場を目標に、学校から往復40キロの山道を走るなど、体力をつけようと、仲間とともに努力してきた日々。「やるべきことはやれた。(後輩には)僕らの代わりに甲子園に行ってほしい」と話した。(斉藤夏音)