(21日、第107回全国高校野球選手権島根大会準決勝 開星2―1大社) 昨夏の覇者、大社が接戦の末、開星に敗れた。 「大…

(21日、第107回全国高校野球選手権島根大会準決勝 開星2―1大社)

 昨夏の覇者、大社が接戦の末、開星に敗れた。

 「大社としてできる野球はすべてやってくれた。感動した」。試合後、大社の石飛文太監督は、そう話した。

 石飛監督から主将に指名されて、チームを引っ張ってきたのは、安井貫太選手(3年)。新チームになって最初の公式戦だった昨秋の県大会は初戦負けし、苦しいスタートだった。

 しかし、「あれからワンプレー、ワンプレーを大事にしていくようになった」といい、大社の武器である守備と走塁を磨き、今春の県大会は準優勝した。

 今夏の島根大会は、浜田、石見智翠館と強豪との対戦をタイブレークで下して勝ち上がってきた。

 準決勝のこの日も、強打の開星に対して、大社らしいロースコアの接戦に持ち込み、粘りを見せた。

 九回表2死一塁。安井主将は次打者席にいた。「いったれ!」。度重なるけがを乗り越え、代打に入った飯塚翔陽選手(3年)の背中を見ながら、自分の思いをのせた。

 しかし、二ゴロに仕留められ、ゲームセット。甲子園の土を再び踏むことはできなかったが、「野球していて良かったなという2年半でした」。すがすがしい表情で語った。(堀田浩一)