オールブラックス撃破でますます来日が楽しみになったオーストラリア代表“ワラビーズ”だが、世界的スターであるFBイズラエル・フォラウは11月4日に神奈川・日産スタジアムで開催される日本代表戦には出場しない意向であることが明らかになった。オー…

 オールブラックス撃破でますます来日が楽しみになったオーストラリア代表“ワラビーズ”だが、世界的スターであるFBイズラエル・フォラウは11月4日に神奈川・日産スタジアムで開催される日本代表戦には出場しない意向であることが明らかになった。オーストラリアのメディアが報じており、『FOX SPORTS』によれば、今週末にシドニーでおこなわれるバーバリアンズ戦でプレーしたあと、心身のリフレッシュのため、約3か月の休養に入るという。日本遠征と、その後の英国遠征は不参加となる見通し。

 ラグビーリーグ(13人制)、オーストラリアンフットボール(オージールールズ)で名声をとどろかせたフォラウは、2013年にラグビーユニオン(15人制)へ転向し、異なる3つ目の楕円球競技でも瞬く間にビッグスターとなった。2014年にはワラターズのスーパーラグビー初優勝に大きく貢献。オーストラリア代表では62キャップを重ね、今年はテストマッチ10試合で12トライを挙げるなど、いまや世界最高のフルバックと呼ばれている。

 地元メディアによれば、オーストラリア代表のマイケル・チェイカ ヘッドコーチは、フォラウがゲームからしばらく離れることに賛同し、本人にとってもチームにとっても良い選択ととらえている様子。フォラウは負傷期間を除けば、これまでの5年間はスポットライトのもとで活動し続けていたため、2019年のワールドカップを見据えてリフレッシュすることはのちにいい方向へつながると信じ、彼が不在の間は、カートリー・ビール、リース・ホッジ、カーマイケル・ハントなどを15番に起用してオプションを増やすつもりだ。

 フォラウはフレキシブル契約を使って日本のチームに入りトップリーグでプレーすることも選択肢として持っていたと言われているが、『ザ・デイリーテレグラフ』によれば、12週間で約50万豪ドル(約4500万円)という大金を選ばず、婚約者や家族らとくつろぐなどして完全休養し、スーパーラグビー開幕前の1月中にはワラターズに合流してラグビーを再開することになりそうだ。

 来日するオーストラリア代表メンバーは、28日のバーバリアンズ戦が終わってから発表される予定。