滋賀短期大学附属高校(滋賀県)の野球部が、創部16年目の春にセンバツ初出場を果たした。同校は2008年に女子校から共学化…
滋賀短期大学附属高校(滋賀県)の野球部が、創部16年目の春にセンバツ初出場を果たした。同校は2008年に女子校から共学化し、翌2009年に硬式野球部が誕生。
しかし、創部当初はボールもバットもなく、部員が集まるかどうかも未知数の中でのスタートだった。
現在も野球部専用のグラウンドはなく、ボール練習の際は県内の球場を借りるなど常に厳しい環境下での活動が続いている。
そんな彼らが、独自に取り入れたのが“授業での学びを部活動に活かす”というアプローチである。授業内で年間300種以上のトレーニングを学び、集中力やメンタルを鍛える工夫を実践している。
「打撃練習の工夫はないか。バットに物を当てる練習となるとアレしかなかった。」
体づくりや心理に問わず、打撃練習にも独創的な工夫が施されている。創部16年目で選抜初出場へ導いたカギとは。