(23日、第107回全国高校野球選手権青森大会準決勝 弘前学院聖愛3―2青森山田) 昨夏の全国選手権で4強入りし、4季…
(23日、第107回全国高校野球選手権青森大会準決勝 弘前学院聖愛3―2青森山田)
昨夏の全国選手権で4強入りし、4季連続の甲子園出場をめざしていた青森山田が、青森大会準決勝で弘前学院聖愛に敗れた。
青森山田は三回の守備で捕球ミスや送球ミスが続いて先制を許すなど、4失策が失点につながった。その後も本塁打で突き放された。
打線は制球のよい弘前学院聖愛の左腕・芹川丈治投手(3年)の前に八回まで3安打に封じられた。九回に佐藤洸史郎選手(3年)の左越え2点本塁打で追い上げたが、あと一歩及ばなかった。
青森山田は菊池伊真主将(3年)ら主力選手の多くが青森山田中時代に中学の全国大会で優勝していて、高校でも昨年の4強を超える全国制覇を目標としていた。菊池主将は「1点取られて浮足立ってしまい、流れを変えることができずに終わってしまった。キャプテンとして、このチームに日本一という結果で恩返ししたかった」と目を真っ赤にしながら話した。
兜森崇朗監督は「なかなか流れを持ってこられず、反撃が遅すぎた。守りのミスが痛かった」と振り返った。(野田佑介)