「世界水泳シンガポール2025」9日目が7月19日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)男子ソロテクニカル決勝…
「世界水泳シンガポール2025」9日目が7月19日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)男子ソロテクニカル決勝では、アレクサンダー・マリツェフ(NAB)が251.7133のスコアで金メダルを獲得した。4大会ぶりに世界水泳に出場したマリツェフは、決勝に進んだ13人の中で最年長30歳。ベテランの域にいる選手だが、演技冒頭から見せたのは40秒間、逆さまの状態で泳ぎ続ける圧巻の足技コンボだった。
ロシア初の男子AS選手であるマリツェフだが、今大会はNAB(中立選手)として参加。決勝に進んだ13人のうち1番目に入ってくると、キリッとした表情でポーズを決めてから入水。アップテンポの曲が始まると、天井を指差すように上を向いた後、すかさず水中へと姿を消した。
ここからが圧巻だ。1つ目のエレメントで約40秒間、逆さまの状態でひたすら多彩な足技を披露。解説者からも「初っ端から長い足技が続きます。斜めの角度がきれいに保持されていて美しいです。回転軸も美しい」と絶賛された。
その後もマリツェフは6つのエレメントをミスなくこなし会心の演技。2番目以降に演技した選手たちを振り切り、うれしい金メダルを獲得していた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)