日本に新たなソリストが誕生だ。「世界水泳シンガポール2025」9日目が7月19日に行われ、アーティスティックスイミング…
日本に新たなソリストが誕生だ。「世界水泳シンガポール2025」9日目が7月19日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)で女子ソロテクニカル決勝に比嘉もえ(井村ク)が出場。17歳という若さながらも、落ち着きと力強さを兼ね備えた演技を見せて、251.2184で6位に入った。解説者からは、微妙な斜めの角度を維持しながら回転する足技に対して「斜めに5回転もするんです!」と驚きの声も飛び出した。
【映像】その角度、どうやってキープするの?比嘉もえ、絶妙な5回転スピン
比嘉はジュニア世代から活躍し、将来を期待されていた選手。まだ中学2年生だった世界水泳ブタベスト2022では、ASでは史上最年少で抜擢された。その後もチーム、デュエットなどで出場を重ねたが、ソロでは今回が初出場となった。
演技のテーマは「かぐや姫」。日本古来の物語の魅力を世界に見せつけるように演技に入ると、冒頭の足技は日本人離れした力強さと高さで表現。解説者からも「素晴らしい高さ!非常に足技が力強いし、表情も豊かです」と高評価が連発した。結果は6位に終わったものの、まだ17歳とこれからが伸び盛り。次回の世界水泳に向けても大きな一歩を踏み出した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)