(22日、第107回全国高校野球選手権愛媛大会3回戦、小松15―9松山北) 昨年の愛媛大会でベスト8入りした松山北は8強…

(22日、第107回全国高校野球選手権愛媛大会3回戦、小松15―9松山北)

 昨年の愛媛大会でベスト8入りした松山北は8強目前の3回戦で姿を消した。三回までに7点を奪われたのが響いたが、八回裏に4点を返して一時2点差に迫った。

 松山北の捕手で8番打者の大上輝士(あきと)主将(3年)は0―5の二回裏、走者2人のときに打席に入った。3ボール1ストライクからの直球をとらえた打球は左翼手の頭を越え、フェンスを直撃する2点適時打になった。「いちにのさんで振り抜きました。3年間で最高の手応えでした」

 小学2年から野球を始め、松山市立久米中学校の時は軟式野球の県選抜チームのメンバーに選ばれた。この時も捕手で主将を務めた。

 この日は3投手をリードし、的を絞らせないように直球と変化球を織り交ぜた。しかし小松打線は両方に対応し、芯でとらえてきた。試合を終えて「小松さんの力がひとつ上でした。最高の仲間と野球ができて悔いはありません」と話した。(堀江泰史)