7月20日に行われたJ1第24節。首位・柏レイソル(1位3位)は、敵地で鹿島アントラーズ(4位2位)と対戦し、2-3で敗…

7月20日に行われたJ1第24節。首位・柏レイソル(1位→3位)は、敵地で鹿島アントラーズ(4位→2位)と対戦し、2-3で敗れた。勝てば首位固めとなる大一番だったが、後半アディショナルタイム4分、パスミスから痛恨の決勝点を献上。鹿島に同勝ち点で並ばれ、得失点差で逆転を許し、首位陥落という苦い結果となった。

それでも、戦いの熱は最後まで冷めなかった。クラブ公式Xには「下を向かず前を向いて これからも戦っていきます」とのメッセージとともに、黄色に染まったスタンドと、最後まで声援を送り続けたサポーターの姿が投稿された。

注目を集めたのは、敗戦直後のリカルド・ロドリゲス監督の振る舞いだ。勝利したときは、選手たちのおかげとでも言うように歓喜の輪の後方に控え、敗れたときには真っ先に前に出て、矢面に立つ。この日も、選手たちの健闘をねぎらいながら、サポーターには「拍手を! 声援を!」と力強く両腕を掲げて求めた。

ピッチサイドでは、鬼の形相で的確な指示を飛ばし、戦術を整えながら檄を飛ばす。その“共に戦う背中”こそ、サポーターが彼を「リカ将(リカルド将軍)」と親しみを込めて呼ぶ所以である。選手と並走し、叱咤し、励まし、責任を引き受ける。その姿勢は、もはや単なる“監督”を超えた信頼を築いている。

X上では「ほんとにかっこいい監督」「リカに感謝!サポも前を向ける」「敵ながら天晴」「一生ついていく」「素晴らしいボス」「このチームが大好き」「上司にしたい」と、柏ファンと他クラブのサポーター双方から称賛の声が続々と寄せられた。首位の座は一旦遠のいた。それでも、このクラブには、それ以上に強い“人が人を信じる力”が、確かに宿っている。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部