「スイス・インドア」(10月23日~10月29日/スイス・バーゼル/室内ハードコート)シングルス1回戦で、杉田祐一(三菱電機)とデニス・シャポバロフ(カナダ)が対戦中。第1セットを先取した杉田だったが、第2セットはシャポバロフが調子を上げ2…
「スイス・インドア」(10月23日~10月29日/スイス・バーゼル/室内ハードコート)シングルス1回戦で、杉田祐一(三菱電機)とデニス・シャポバロフ(カナダ)が対戦中。第1セットを先取した杉田だったが、第2セットはシャポバロフが調子を上げ2-6で落とした。
両者の対戦はこれが初めて。杉田は先週行われた「ストックホルム・オープン」でベスト8となっていた。準々決勝では格上のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)にストレートで敗れたものの、第2セットは6-7(6)とタイブレークで最後まで食らいついていた。シャポバロフはネクストジェネレーションと呼ばれる次の時代を担うと期待される18歳。今年の「全米オープン」では杉田を上回るベスト16を果たしていた。◇ ◇ ◇
このままストレートで試合を終えたい杉田だが、第2セット立ち上がりからシャポバロフはギアを上げる。シャポバロフは第1ゲームでこの試合両者通じて初めてラブゲームでキープすると、第2ゲームで15-40とダブルのブレークポイント。杉田は1本セーブするも、ブレークを許し、試合のペースがシャポバロフに傾く。
シャポバロフはその後もしっかりキープを続けゲームカウント4-1へ。シャポバロフはファーストサービスの入りが良くなり、ファーストサービスでのポイント獲得率も格段に上昇。杉田はなかなかチャンスをつくることができない。
このセットの主導権を握ったシャポバロフは第8ゲームでも杉田を圧倒し、ブレーク。シャポバロフが第2セットを6-2で取りイーブンとした。
第1セットは拮抗気味だったが、第2セットは完全にシャポバロフのペースだった。ファーストサービスでのポイント獲得率はなんと100%。杉田の巻き返しを期待したい。
試合は最終セットへ進んでいる。(テニスデイリー編集部)※写真は「スイス・インドア」で第2セットを奪取したシャポバロフ(レーバーカップのときのもの)
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images for Laver Cup)