(22日、第107回全国高校野球選手権千葉大会5回戦 敬愛学園5―4流通経大柏) 厳しい日差しが照りつける中、流通経大柏…

(22日、第107回全国高校野球選手権千葉大会5回戦 敬愛学園5―4流通経大柏)

 厳しい日差しが照りつける中、流通経大柏の野球部員で応援団長、田村旬さん(3年)はスタンドの最前列で力強い声援を送り続けた。

 先天性白内障で左目の視力が弱く、雨や曇りの日はボールが二重に見えることもある。2年の夏には、捕球に苦労する様子を見ていた前田智紀監督からマネジャー転向を打診されたが、「ここまで支えてくれた親のためにも最後まで選手でやりたい」と、白球を追い続けてきた。

 「目を言い訳にしたくない」と守備練習に励み、打球を追うときには視力の良い右目側の視界で捉えるなど、レギュラー入りをめざして努力を重ねた。背番号は勝ち取れなかったが、「レギュラー、ベンチ、スタンドが一体にならないと勝てない」と、打撃投手や道具の準備の手伝いを率先して引き受け、応援団長も自ら立候補した。

 大会初日は応援にばらつきがあったが、試合を重ねるごとに統率が取れてきた。この日も、吹奏楽部やチアリーディング部、駅伝部など約100人の先頭に立ち、息の合った応援で選手たちを後押しした。=柏の葉(若井琢水、斎藤茂洋)