「WTAファイナルズ」の2日目で、女子世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が10月23日、カロリーヌ・ガルシア(フランス)と対戦し、2-0と快勝した。カウントは6-4、6-2で、試合時間は1時間27分だった。今回はハレプは堂々の…

「WTAファイナルズ」の2日目で、女子世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が10月23日、カロリーヌ・ガルシア(フランス)と対戦し、2-0と快勝した。カウントは6-4、6-2で、試合時間は1時間27分だった。

今回はハレプは堂々の1位に対して、ガルシアは8位とギリギリで「WTAファイナルズ」に参加を果たした両者の対戦。過去に対戦はなく、ツアー・ファイナルでの初対戦となる。◇   ◇   ◇

試合では、ガルシアが第一ゲームを安全にキープして、いい滑り出し。ハレプも第2ゲームで自身初となるサービスゲームで、いきなりブレークポイントを握られ、デュースに持ち込まれるものの、なんとかキープして、1-1のイーブンで第1セットが始まった。

両者ともに譲らず、第4ゲームまで均衡が続いた。しかし、ガルシアのサービスゲームとなった第5ゲームでは、ハレプがブレークを達成する。ガルシアは劣勢に立たされそうになったものの、すぐさまブレークバックに成功して流れを明け渡さなかった。

ただ、いよいよ第1セットの行く末を決める終盤に差し掛かってきた第9ゲームに、ハレプが再びブレークに成功すると、続く自身のサービスゲームで、強打で押し切るなどしてキープ。第1セットを手中に納めた。

第2セットでも、ハレプが主導権を握ってゲームを展開。お互いに1ゲームずつ、サービスをキープして向かえた第3ゲームで、ガルシアを圧倒した。

同ゲームでは、ガルシアが最初のポイントをダブルフォルトで落とすと、ハレプはすかさず押し込む構えを見せた。15-30とリードを獲得すると、次のポイントで左右に打ち分けてガルシアを走らせて、ミスを誘って15-40と2ブレークポイントを握った。結局、ハレプはストロークでガルシアを攻め立ててミスを誘いブレークに成功して、2-1とリードを奪う形を作った。

なんとかブレークバックを狙うガルシアに対抗して、第4ゲームの自身のサービスゲームをキープすると、ハレプはさらに、ブレークを達成して4-1とリードをさらに積み上げる。そのまま両選手とも自身のサービスを明け渡さず、ハレプが6-2での勝利を決めた。

WTAファイナルの今後の試合予定については、明日の24日にビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)とエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)とカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「WTAファイナルズ」会場のシンガポールのコートでサービスモーションに入るシモナ・ハレプ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)