イタリア・ローマで開催されている 「BNL イタリア国際」(WTAプレミア5/5月9~15日/賞金総額239万9000ユーロ/クレーコート)。 火曜日に行われた2回戦で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が51位のアンナ レナ・フリードサ…

 イタリア・ローマで開催されている 「BNL イタリア国際」(WTAプレミア5/5月9~15日/賞金総額239万9000ユーロ/クレーコート)。

 火曜日に行われた2回戦で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が51位のアンナ レナ・フリードサム(ドイツ)を6-4 6-3で下した。

 前週のマドリッドの大会は発熱のために欠場していたセレナだが、この試合では病気の影響は感じさせなかった。フリードサムのサービスに対しては鋭いリターンを見せ、ロングラリーも支配下に置いていた。

「私はクレーコートが大好きだし、今夜は気分もよかった」とセレナ。「自分のレベルには満足している。すごく安定していたと思う。今、心配しているのはどれだけ走れるかと動けるか。そして回復しているか。でも楽しかったわ」。

 セレナは21度のグランドスラム・チャンピオン。だが、昨年8月のシンシナティの大会以来、タイトルがない。

 今大会では過去に3度の優勝経験があり、12日後に迫った全仏オープンのウォームアップとしての出場だ。

 フリードサムは22歳。今年の全豪オープンでは4回戦に進出した選手で、強力なファースト・サービスを持っている。この日はセレナより1本少ない6本のサービスエースを決めたが、そのほかのプレーでは圧倒されてしまった。

「簡単な試合ではなかったわ」とセレナ。「彼女は今、上昇中の選手。いいプレーをしていたわ」。

 2011年の全米オープン優勝のサマンサ・ストーサー(オーストラリア)は予選勝者のアリソン・リスク(アメリカ)を4-6 7-6(5) 6-1で、ジョハナ・コンタ(イギリス)は予選勝者のヨハンナ・ラーション(スウェーデン)を6-1 6-2で下している。

 また、昨年の全米オープンを制し、昨年末で引退したフラビア・ペンネッタ(イタリア)の表彰がピエトランジェリ・コートで行われた。(C)AP