(21日、第107回全国高校野球選手権福島大会準々決勝 会津北嶺6―3福島成蹊) クーリングタイムが終わった直後の八回…

 (21日、第107回全国高校野球選手権福島大会準々決勝 会津北嶺6―3福島成蹊)

 クーリングタイムが終わった直後の八回、福島成蹊の遠藤悠太投手(3年)が突然乱れた。先頭打者から連続死、四球を与える。続く田原一聖選手(3年)に左前安打を許し無死満塁。マウンドをエースの菊地優志投手(3年)に譲った。

 四~七回は、会津北嶺に許した走者は吉田海刀選手(2年)の左前に落ちるテキサス気味の二塁打のみ。スライダーを低めに集め内野ゴロを七つ取り、1点リードを守り続けた。会津北嶺の5番渡部智大選手(2年)も木口奨監督も「打たされていた」と振り返る。

 遠藤投手には心身ともに微妙な変化があった。相手チームの治療タイムが複数回あって間が空いた。クーリングタイムで体を冷やしたことも気になった。終盤の1点差で相手の攻撃が1番打者から始まる八回は「難しいところがあった」。

 投球練習を続けて万全の状態で継投した菊地投手だったが4連打され、この回5点を奪われた。「4番に打たれて同点にされ、流れを作られてしまった。止められなかった」。佐藤真生捕手(3年)も「相手の勢いを感じた」という。

 終盤の攻防と高校生の心理の変化。難しさを痛感する展開だった。(荒川公治)