2025年夏の第107回全国高校野球選手権大阪大会は4回戦が終了し、ベスト16が出揃った。大阪桐蔭、履正社を軸とする大会…

2025年夏の第107回全国高校野球選手権大阪大会は4回戦が終了し、ベスト16が出揃った。大阪桐蔭、履正社を軸とする大会は、後半戦に突入する。

 ベスト16の顔ぶれでは、シード校が半分の8校しか残れなかった。「2強」以外では、東大阪大柏原、関大一、東海大大阪仰星、箕面学園、興国が生き残っている。春の4強、大体大浪商と関大北陽は敗退を喫した。「戦国大阪」のなかで春同様に成績を収めるのは至難の業ということだろう。

 大阪学院大を破った近大付はノーシードながらも、やはりしっかりと夏に合わせてきたあたりはさすがだ。秋8強だった大阪立命館は3年ぶりのベスト16入りとなった。

 4校が名を連ねた公立勢の活躍も光る。千里青雲は3回戦で関西創価を破り、4回戦ではサヨナラ勝ちと勢いに乗っている。大阪桐蔭の5回戦の相手、高石は昨年に続く2年連続のベスト16入り。1998年以来のベスト8をかけて、強豪にぶつかる。

 豊中も2年連続ベスト16入りで、三国丘は昨年こそ3回戦敗退で2年ぶりのベスト16だが、2021年からは3年連続でベスト16入りを果たしている。

 豊中と千里青雲は8強をかけて5回戦で対戦する。今年の大会で、「公立の星」となれるのは、どの高校か。

 ベスト8をかけた5回戦は22日に行われる。