(21日、第107回全国高校野球選手権山梨大会準決勝 山梨学院7―0甲府工) 厚い投手陣を誇る山梨学院は背番号11の左腕…
(21日、第107回全国高校野球選手権山梨大会準決勝 山梨学院7―0甲府工)
厚い投手陣を誇る山梨学院は背番号11の左腕、檜垣瑠輝斗(るきと)投手(2年)がチームを決勝に導く好投を見せた。強打を誇る甲府工打線を8回4安打に抑え、10三振を奪った。
今大会で初めての先発マウンド。この日の朝に先発を告げられ、「やってやるぞ」と気合を入れた。継投での出番が続き、先発を心待ちにしていた。
「立ち上がりが課題」という初回、2安打を浴びながらも、アウトはすべて三振で取った。真っすぐの軌道から落ちるスライダーが最大の武器。それがよく走った。
五回以降は無安打に抑え、三振の山を築いた。吉田洸二監督は「左のエースを育てるのが、この1年の宿題だった。試合が進むにつれ調子を上げてくれた」。エースの右腕、菰田陽生(はるき)投手(2年)に加え、「ダブルエース」を予感させる左腕をそう評価した。
今春の選抜高校野球は、ベンチに入れなかった。大会後はスライダーをひたすら投げ込んで強みを磨いた。春の関東大会準々決勝では、神奈川の強豪・東海大相模を相手に完投勝ちし、存在感を示した。
一方の菰田投手は九回、この大会で初めてマウンドに立ち、140キロ台の速球を連発して試合を締めくくった。檜垣投手は「菰田みたいに力で抑えるタイプではないけれど、自分は試合を作ることができる。甲子園のマウンドで先発したい」。3年ぶりの夏の甲子園がかかる決勝に向けて、そう意気込んだ。(棟形祐水)