(20日、第107回全国高校野球選手権広島大会準々決勝 広島工1―8崇徳) リベンジの夏は、試合開始から全力だった。 …

 (20日、第107回全国高校野球選手権広島大会準々決勝 広島工1―8崇徳)

 リベンジの夏は、試合開始から全力だった。

 一回裏の守り。「先頭を絶対に切る」と、1番打者の左中間への飛球をダイビングキャッチ。広島工の仲間を鼓舞した。

 2年前の夏の3回戦、同じ球場の同じ三塁側ベンチにいた。同じ崇徳を相手に0―10のコールド負け。1年生ながら先発出場した伊藤直哉選手(3年)は「絶対にやり返す」と心に決めた。

 練習後は、居残りで毎回500スイングを自らに課した。今年1月にけがをして、数カ月間離脱を余儀なくされたが、この夏の調子は最高だった。

 3番打者として、これまでの3試合で本塁打を含む16打数10安打。この日も四回、チーム初の長打となる二塁打を放ち、同点の本塁を踏んだ。だが、相手の猛攻を受け、引き離された。

 守備でも再三の好捕を見せた試合後、「悔しいけれど、やりきった結果なので悔いはない」と語った。(相川智)