五十幡のプレーボール弾で盛り上がる日本ハムベンチ(C)産経新聞社 日本ハムは7月20日の楽天戦(楽天モバイル)に4-2で…

五十幡のプレーボール弾で盛り上がる日本ハムベンチ(C)産経新聞社

 日本ハムは7月20日の楽天戦(楽天モバイル)に4-2で勝利。2連勝で、貯金を今季最多の「20」に伸ばした。

 試合が動いたのは、プレーボールからわずか数秒。日本ハムが誇る韋駄天がバットで魅せた。「1番・センター」で先発出場した五十幡亮汰は初回先頭の初球、148キロのストレートをたたいた。打球はライナーで右翼席に飛び込んだ。

【動画】まばたき厳禁!五十幡亮汰の衝撃プレーボール弾

 五十幡は軽快にダイヤモンドを一周。ベンチではナインから手荒くい祝福を受けた。脚力が自慢の韋駄天男として知られるが、本塁打はこれがプロ通算2本目。2021年5月23日の西武戦以来、1519日ぶりの“珍事”だった。

 当然、ファンも「レア過ぎる」「嘘だろ?」とSNS上で仰天。中にはプレーボールからホームベースを踏むまでの時間に注目した人も現れ、「25.80秒」「プロ通算2本目。そんなバッターだから打った瞬間は全力で走ってるだろうし、ひょっとしてNPB最速得点とかないですかね?」という問いかけもXでは見られた。

 また、「サイクルやれ」「ホームラン打てれば、三塁打&二塁打は余裕だ」などと、試合開始1分でサイクル安打を期待する声も相次いだ。2打席目以降の凡退はご愛嬌。チームを活気づけるのには十分で、4回の清宮幸太郎の3ランで勝ち越した。

 これで日本ハムはリーグ優勝した2009年以来、球団16年ぶりとなる前半戦の単独首位ターンも決定。その戦いぶりは、一瞬たりとも目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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