投手復帰した大谷は徐々にイニング数を伸ばしている(C)Getty Images ナ・リーグ西地区首位のドジャースは球宴明…

投手復帰した大谷は徐々にイニング数を伸ばしている(C)Getty Images
ナ・リーグ西地区首位のドジャースは球宴明け、ブルワーズとのカードで連敗を喫するというスタートを切った。その中で大谷翔平の次回先発予定が発表されており、現地時間7月21日から始まる、ドジャースタジアムでのツインズ3連戦の初戦で、“二刀流スター”が今季6度目の先発マウンドに登る。デーブ・ロバーツ監督によると、この試合でも大谷には3イニングを任せる予定だという。
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公式戦での“リハビリ登板”を続ける大谷。イニング数と球数を徐々に増やしてきており、5登板で失点もわずかに「1」と順調にパフォーマンスを高めてきている印象だ。前回登板7月12日のジャイアンツ戦では、今季最長となった3イニングを1安打無失点に抑え、7連敗のストップにも貢献。先発投手としての存在感も増す一方だ。
そして、ドジャース専門サイト『DODGERBLUE.COM』を通じ、ロバーツ監督による今後の先発起用でのプランなども伝えられている。
7月19日配信のトピックでは、ツインズ戦での6度目の登板予定を報じながら、「ロバーツ監督の計画としては、オオタニがこのツインズ戦の後(7度目の先発からの)2試合でそれぞれ4イニングずつを投げ、その後の2試合で5イニングずつを投げさせる」などと説明。さらに、大谷が投球回数を5イニングまで伸ばした後、「現在の『オオタニの後に先発投手を登板させる体制』を解除する方針だという」として、指揮官の意向を明かしている。
大谷の前回登板では2番手にエメ・シーハンがマウンドに登った。そして次回ツインズ戦では大谷からダスティン・メイにスイッチする予定だとも綴られている。いずれも、先発の役割も担う投手が大谷の後を継ぐことに。トピックではその狙いを語るロバーツ監督のコメントも紹介されており、「試合の展開次第で、後ろの投手がそのままロングでいくこともできるし、途中でブルペンの勝ちパターンに切り替えることもできる」と見通している。
さらに、「このやり方なら、オオタニの調整を進めつつ、後ろに長いイニングを投げられる投手を置ける。単なるブルペンデーにはならないという利点もある」として、現状での投手起用のビジョンを打ち明ける。そして、大谷のイニング数がさらに増えていったタイミングで、通常の救援陣を登板させていくという構想をロバーツ監督は描いているようだ。
その狙い通りに、背番号17が投球のパフォーマンスを取り戻すことができれば、チームはプレーオフ争いでより優位に立ち、終盤戦を戦うことができるだろう。今季も先発陣の駒不足に苦しんだドジャースだが、後半戦では故障者の復帰もあり、徐々に連覇への陣容を固めつつあるようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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