(20日、第107回全国高校野球選手権長野大会準々決勝 上田西7―0長野西=八回コールド) 「こんなに応援してくれてい…

 (20日、第107回全国高校野球選手権長野大会準々決勝 上田西7―0長野西=八回コールド)

 「こんなに応援してくれているのか」。長野西の渡利悠世(3年)はグラウンドで、一塁側スタンドからの大きな声援を感じていた。「こんな体験、なかなかできない」。うれしさがこみ上げた。

 3兄弟の三男。兄2人も長野西でプレーしていた。「同じユニホームでプレーしたい」と進学を決めた。兄弟の最後の夏は、主軸だった長兄は1勝、エースだった次兄は2勝。主将を務める悠世は3勝し、同校にとって9年ぶりの準々決勝にたどり着いた。

 4回戦まで打率7割5分、6打点の活躍を見せた。この日は警戒され、3打数無安打。「やっぱり相手が強かった。実力の差です」。試合後、すがすがしい笑顔で振り返った。

 選手はベンチ入りの上限(20人)に満たない18人。普段、応援スタンドではマネジャー3人が必死に声を出す。高校最後の試合は、吹奏楽部、クラスメートも加わって、初体験の大応援を受けた。

 「仲間とここまで来られて、応援されるチームになれた。いい体験ができました」(菅沼遼)