現状の成績では角田に待つ未来は決して明るいものとはならないだろう(C)Getty Images F1参戦5年目のシーズン…

現状の成績では角田に待つ未来は決して明るいものとはならないだろう(C)Getty Images
F1参戦5年目のシーズン、レッドブルのドライバーとしてグランプリを戦う角田裕毅。トップチーム昇格となった第3戦日本GPより10レースを走るも、獲得ポイントはわずかに7。不振が続いていることで、F1パイロットとしてのキャリアが今季で途絶えると予想する声も少なくない。
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レッドブル自体も今季は低調な成績で終わるレースが目立ち、イギリスGP終了後、クリスチャン・ホーナー代表が更迭され、ローラン・メキース氏が後任に。角田にとってはレーシングブルズ時代からの指揮官とふたたび手を組むこととなり、チーム代表の交代が後半戦での浮上のきっかけとなる可能性もある。
しかし、内部の混乱が続くレッドブルの立て直し、残り12レースでの角田の巻き返しも、やはり簡単ではないことも明らか。特に角田はここ5戦で入賞を逃すなど、今後に向けた自身の“アピール”もままならない状況にある。
中盤を迎えた2025年シーズンは、すでに水面下においてドライバー市場でのさまざまな報道も流れ、成績低迷の角田には常に、レッドブル離脱の噂がつきまとう。同時に、新天地移籍の見通しなども含め、日本人ドライバーをめぐっての憶測が連日のように海外メディアを通じて伝えられている。
英モータースポーツサイト『F1 OVERSTEER』では7月17日、角田の去就に関する特集記事を配信した。来季のシートについての考察を行っており、有力視されている角田のレッドブル離脱後については、F1キャリア終了もあり得るとしながらも、「わずかに残された希望がある。それはキャデラックだ」と主張。
同メディアは、来季より参入予定のキャデラックが現在もドライバー決定に至っていない点や、また、「モナコGPの時点でツノダの代理人がチーム関係者と接触していた」というエピソードを紹介し、その理由としている。
一方、角田の抜けた場合でのレッドブルにレーシングブルズのアイザック・ハジャーが座ると予想するも、「1つの懸念材料がある。それは、ハジャーが挫折や失敗にどう対処できるかという『メンタル面の強さ』だ」などと指摘。続けて、「レッドブルのセカンドドライバーは、マシンの性能だけでなく精神的なプレッシャーとの戦いが求められるポジションである」と訴え、「この懸念が解消されない限り、ツノダの交代は先送りになる可能性もある」と論じている。
他にも同メディアは、移籍の可能性が囁かれるマックス・フェルスタッペンの去就にも触れ、「今後のドライバー市場に影響を与える可能性がある」と見込んでおり、「もし彼がチームを離れた場合、レッドブルは外部からトップレベルのドライバーを迎え入れる必要に迫られるだろう」などと綴っている。
過去のシーズンを振り返っても、夏場より翌年に向けた動きがより活発化していくことは明白だ。今季後半戦は、角田、そしてレッドブルにとって、さらに激動の日々を送ることになるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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