(20日、第107回全国高校野球選手権熊本大会準々決勝 有明3―2熊本) 22年ぶりにベスト8へ進出した熊本。先発の堤…
(20日、第107回全国高校野球選手権熊本大会準々決勝 有明3―2熊本)
22年ぶりにベスト8へ進出した熊本。先発の堤熙之介投手(3年)は、シードの有明を相手に5三振を奪うなど好投し、4番打者としても2安打と活躍。「後悔のない試合ができた」と満足の表情で振り返った。
立ち上がりは好調。だが三回、切れ目のない有明打線に甘い球を投げられず、低めを突くスライダーで勝負をかけたが捕手の手前でバウンドしてしまった。この暴投に失策も重なり、2点を奪われた。
「借りを返す」。三者凡退が続いた五回に先頭打者で打席へ。「相手投手の球威があり、振り遅れ気味だった。変化球に絞って打ち返した」。安打で出塁し、今度は相手投手の暴投で生還した。
終始、落ち着いた表情でマウンドと打席に向かった。「冷静なんです」と遠慮がちに笑う。六回の2死一塁の場面で打者になると、走者が盗塁をねらったのを見極め、守備が空いた三遊間に打ち返した。
七回には投手から遊撃手に移った。ライナー性の当たりを好捕し、飛び出した一塁走者を併殺にしとめ、強肩を見せつけた。守備も好きだという。
シード校相手に1点差の惜敗。「相手のエースと投げ合えて、うれしかった。緊迫した試合を最後まで楽しめた。みんなも満足している」と、チームの思いを代弁した。(伊藤隆太郎)