(19日、第107回全国高校野球選手権東東京大会4回戦、雪谷7―2竹台) 創部2年目、1、2年生の選手14人で臨んだ竹台…

(19日、第107回全国高校野球選手権東東京大会4回戦、雪谷7―2竹台)

 創部2年目、1、2年生の選手14人で臨んだ竹台(たけのだい)の夏が終わった。

 雪谷との都立校同士の対戦。竹台は序盤に同点に追いついたが、後半に点差を広げられた。主将の荻野寛基(2年)は「1年生が多いチームでも最後まで粘り、力は全部出せた」と語った。

 初戦の板橋戦でサヨナラ勝ち。3回戦も接戦で青稜を破り、勢いに乗った。「ベスト16に行けるチャンスはめったにない。絶対に勝つ」と4回戦に臨んだ。一回に2点を先行されたが、裏の攻撃で1点を返し、三回には徳本暖(1年)の適時打で同点とした。

 その後、2点本塁打を浴び、引き離される。捕手としてリードしていた荻野は六回からマウンドへ。得意のチェンジアップで粘投し、七回には2者連続で三振を奪った。「とにかく負けたくない気持ちだった」

 九回2死の場面で打席に。だが最後は三振に倒れ、「頭が真っ白になった」。同時に、やりきった満足感もあった。

 竹台は2023年6月に同好会として設立され、半年後に部に昇格。練習環境が整わない中、選手たちは普段の練習から声をしっかり出し、全力疾走するなど、「凡事徹底」を意識してきた。

 初参加した昨夏は初戦敗退。昨秋と今春は連合チームとして、都大会の1次予選で1勝した。藤原将貴監督は「この1年でみんなよく成長した。顔つきが変わった」。

 藤原監督は中学時代に捕手だった荻野の力に目をつけ、勧誘した。他校からも誘いがあった荻野は悩んだが、「きちんと指導してもらえる」と思い、竹台に進んだ。

 主将、4番、エース、捕手。少ない部員の中、チームの大黒柱を任せてもらえている。「自分の成長のためにも、竹台に来てよかった。もっと上を目指し、来年の夏はベスト8を狙いたい」

 2年生6人、1年生8人。夏を戦ったこの仲間と、竹台の歴史をつくっていく。=大田(石平道典)