澤井の左前打で赤羽が生還する(C)産経新聞社 ヤクルトは7月19日、神宮球場で広島と対戦して3-1で勝利し、2連勝を飾っ…

澤井の左前打で赤羽が生還する(C)産経新聞社
ヤクルトは7月19日、神宮球場で広島と対戦して3-1で勝利し、2連勝を飾った。先発の奥川恭伸は7回101球3安打無失点8奪三振の内容で今季初勝利を挙げた。
【動画】赤羽由紘が魂のヘッスラ!澤井廉の左前打で本塁に生還するシーン
ヤクルト打線は4回に四球で出塁した赤羽由紘が二盗に成功し、二死二塁で澤井廉が左前へ弾き返すと、赤羽は二塁から一気に本塁へ突入。判定はタッチアウトとなったが、リクエストの結果、赤羽がヘッドスライディングした手が先にベースに触れており、セーフに覆った。
赤羽は「同級生の澤井がヒット打ってくれたので、もう絶対に還るぞという気持ちで。ああいういい結果になって良かった」と振り返ると、澤井も「赤羽さまさまです。後でありがとうと言いたい」と、笑顔だった。25歳コンビで1点をもぎ取った。
5回は一死三塁から内山壮真が左翼へ適時二塁打を放ち、2-0とすると、8回は一死満塁から伊藤琉偉が右翼への犠飛を放ち、この回に三塁打を放った三塁走者の赤羽がまたもヘッドスライディングで生還。3-0とした。
赤羽はこの回の三塁打と、2回に二塁打を放ちマルチ安打をマーク。“ヘッスラ連発”でユニフォームを泥だらけにして躍動した。
昨季の7月は28日の広島戦(神宮)で1本塁打を含む4打数4安打と快音を連発し、6打席連続安打を記録するなど活躍。今季も7月はここまで打率.375と好調だ。
「暑いのはちょっと苦手なので…その中でこう打てるのは不思議」と話す赤羽だが、「7月いい結果がでているので、あとはケガだけしないように、日々のコンディションをしっかり整えていきたい」と気を引き締めた。
昨年はその好調だった矢先に試合中に左手の甲に死球を受けて骨折するアクシデントに見舞われて戦列を離れてしまった。今季は1軍の舞台で最後まで活躍し続ける。
[文:別府勉]
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