<2025年全国高等学校野球選手権千葉大会:市船橋10-2千葉明徳◇19日◇4回戦◇千葉総合スポーツセンター野球場 市船…

<2025年全国高等学校野球選手権千葉大会:市船橋10-2千葉明徳◇19日◇4回戦◇千葉総合スポーツセンター野球場

 市船橋が千葉明徳をコールド勝ちで下し、4回戦を突破した。

 プロ注目の花嶋 大和捕手(3年)は、1安打に押し出し四球で1打点を挙げ、勝利に貢献。第1打席では「追い込まれていた中で、体が反応してくれた」と強烈な打球で三遊間を抜いた。3打席目にはアウトになったものの、センターバックスリーン手前まで迫る大飛球を放ち、「自分の感覚的には悪くなかった。あとひと伸びを出すために、もう一度振り込んでパワーをつけたい」と振り返った。

 チームとしては15安打10得点の猛攻。3回に大木 陽翔外野手(3年)の本塁打で先制すると、4回に一挙5得点で試合を優位に運んだ。中盤以降は千葉明徳の川口 新二郎投手(3年)の前に得点することが出来なかったが、8回2死2、3塁から松原 若嗣内野手(3年)の本塁打で突き放した。打線を牽引する花嶋も「前後の打者がカバーしてくれる。引っ張っていく立場ですが、周りのみんなに乗っかっていきたい」と話していた。

 守備でも先発の清水 健士朗投手(3年)をリードし、6回2安打2失点にまとめた。7四球と課題を残しながらも「しっかり真っすぐを投げ込んでくれたのでカウントは整えられた」と右腕を牽引。しかし、6回にはサインミスから後ろに逸らして失点し「捕手としてカバーしていかなければいけない。反省して投手陣と詰めていきたい」と気を引き締めていた。