大谷がエンゼルス時代に味わった苦悩を元指揮官が明かした(C)Getty Images エンゼルスの元監督であるフィル・ネ…

大谷がエンゼルス時代に味わった苦悩を元指揮官が明かした(C)Getty Images
エンゼルスの元監督であるフィル・ネビン氏が、米ポッドキャスト番組『Diggin’ Deep Shows』に出演した際、大谷翔平のエンゼルス時代を振り返っている。
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それによれば、「2年間、ショウヘイと関わってきて、この男は本当に勝ちたがっていると思った。WBCで彼がマイク(トラウト)を三振に切って取り試合を終わらせ、優勝したのを見たときに思った。彼が見せた感情は前年には見られなかったものだった」と述べている。
そして、大谷がキャンプに合流したときに話し合い「その内容は、彼がこれまで長い時間をともに過ごしてきたチームメートとあの感覚をどれほど味わいたいか、ということばかりだった」と明かした。
ともに長くプレーしたマイク・トラウトや、アンソニー・レンドンはケガで満足にプレーすることができず「一部の選手がいつもプレーしないということが彼を苛立たせていた。我々は多くのケガを負った。本当にたくさんのケガ人が出て、彼はイライラしていた。何人かの投手も倒れ、その後にショウヘイも倒れてしまった。それが最も彼を苛立たせていた」と、大谷はもどかしさを感じていたようだったという。
そして、同氏は「だから、去年のワールドシリーズを見ていたとき、彼がこの試合にどれだけ力を注いでいたが、どれだけ勝ちを望んでいたかを知っていたので、これ以上嬉しいことはなかったよ」と述べ、ドジャースに移籍し、世界一をつかんだことが感慨深かったようだ。
オールスターブレイクを経て、後半戦がスタートした。ドジャースで初めて投手としてマウンドにも上がり、二刀流としても再スタートを切った大谷にとって、エンゼルス時代の苦悩があるからこそ、ドジャースで味わう勝利の喜びは格別のようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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