岩崎は移籍したオリックスでしっかり戦力となっている(C)産経新聞社 シーズンも球宴を前に前半戦の区切りが目前。 そんな中…

岩崎は移籍したオリックスでしっかり戦力となっている(C)産経新聞社

 シーズンも球宴を前に前半戦の区切りが目前。

 そんな中、各球団、シーズン半ばで移籍した選手のパフォーマンスにも注目が集まっている。

【動画】自身甲子園初白星は完封で!中日を6連勝に導いた高橋宏斗の雄たけび

 中日から5月30日に金銭トレードでオリックスへ移籍した岩崎翔は新天地でもしっかりとチームを支えている。

 07年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団。17年には72試合に登板、46ホールドポイントをあげ、最優秀中継ぎ賞を獲得したこともある実績ある右腕。

 その後、FA移籍した又吉克樹の人的補償で中日に22年から移籍。同年にトミー・ジョン手術を受け、昨年6月に復帰、移籍までは4試合に登板し防御率2.08をマークしていた。

 オリックスでは救援陣に故障者が続出したこともあり、ベテラン右腕に白羽の矢が立てられたが、移籍後はここまで13試合に登板、2勝、4ホールド、13イニングを投げ与四球、わずか「2」と安定感あるピッチングが光る。 

 150キロ超の球威ある直球とナックルカーブ、落差のあるフォークなど変化球のコンビネーションも冴え、奪三振率は驚異の11.08、WHIPも0.85とすべてにおいて高い指標を示している。

 直近では7回のマウンドに上がるなど、勝利の方程式としてしっかりチームを支えているとあって、オリックスファンの間からも「来てくれて、助かった!」「後半戦も頼むぞ」「やっぱり、優秀」という応援の声とともに、金銭トレードでの放出となったことで中日ファンの間からは「帰ってきてくれ」「松山が抹消された今、痛すぎる」「どう考えても、今1番必要なピッチャー」など、守護神の松山晋也が故障離脱、終盤の救援運用がスクランブルとなっていることで岩崎放出に今さらながら、嘆きの声も上がっている。

 中日在籍時代の今季4月にはトミー・ジョン手術も経て、2021年以来の勝利投手となったときの涙のインタビューも話題を呼んだ。さらに力強さが増した背番号40の快投が今後も注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「中日がAクラスという可能性も出てくる」井上中日が台風の目に? 破竹の6連勝の理由を球界OBが解説「打てばあそこは、星を拾っていける」

【関連記事】6連勝中の井上中日を支える24歳「打てる捕手」の存在感 期待の.303「正捕手、狙っていけ!」「中日の未来は明るい」

【関連記事】藤浪晋太郎、DeNA入団正式発表にX沸く 剛腕が3季ぶりのNPB復帰 首位追撃のピースに「最強守護神も見てみたい」「セ・リーグ右バッターは震えあがっとるよ」