（18日、第107回全国高校野球選手権大阪大会3回戦 堺東4―3大阪ビジネスフロンティア） 春の府大会ベスト8の堺東を苦…
（18日、第107回全国高校野球選手権大阪大会3回戦 堺東4―3大阪ビジネスフロンティア）
春の府大会ベスト8の堺東を苦しめたのは、大阪ビジネスフロンティアの2年生エース、的羽佑真投手。初回から緩急をつけた投球で低めに集め、長打を許さず、要所を抑えた。
「的羽の気迫が、チームの士気を上げてくれた」と大槻一太主将（3年）。3点リードされて迎えた五回表は、辻裕生選手（3年）が適時打を放ち、1点を返した。六回表は失策に定久憧真（とうま）選手（3年）の適時打で、同点に追いついた。
しかし、3―3の七回裏2死二塁。甘く入ったスライダーを中前に運ばれ、勝ち越しを許した。
「落ち着け」「ここからや」という先輩たちの声が背中越しに聞こえた。熱くなりやすい性格をなだめてくれた。帽子のツバには「平常心」と書いていた。
深呼吸して、続く打者を三振に仕留めると、ガッツポーズした。八回裏も三者凡退で抑えた。
結果は1点差の惜敗。「先輩たちの支えでここまで粘れた。あと一歩。来年は、その一歩を踏ん張れるように成長したい」と話した。（大蔦幸）
