◇国内女子◇明治安田レディスゴルフトーナメント 2日目(18日)◇仙台クラシックGC (宮城)◇6642yd(パー72…
◇国内女子◇明治安田レディスゴルフトーナメント 2日目(18日)◇仙台クラシックGC (宮城)◇6642yd(パー72)◇晴れ(無観客)
クマの出没で大会初日17日(木)の競技中止が発表されるなり、脇元華はすぐに宮城県仙台市出身の男子プロゴルファー岩田寛に連絡した。もともと宮崎で行われた合宿に参加するなど親交があり、時間ができたことで食事する機会に恵まれた。「食事に行ったときに『あした、何してるんですか?私、暇なんですけど、一緒に練習してください』」とお願い。急きょ空白となった17日はツアー7勝と経験豊富な44歳との練習ラウンドが実現した。
練習場所となったのは岩田がよく知る仙台CC名取Cで、9ホールにわたって「ずっと質問攻め」。世間では“シャイ”な印象とされるが、「無口といえば無口な方だと思うけどしゃべってくれた。パッティングでは『お前は考えすぎやから芯で打つ練習だけしろ』って言われました」とアドバイスをもらった。
助言を受けて18ホールを回ったこの日、7バーディ、1ボギーの「66」でプレー。トップと3打差の6アンダー3位で発進した。今季出場した試合の中では最高位での滑り出し。スティンプ(速さ)8.75フィートに整備されたグリーン上にかみ合わず出だし10番からボギーを先行したものの「結構、強気を意識してパットした」とホールを進めながら順応させたグリーン上は29パットに収まった。
反省すべきは3ホールしか捉えられなかったフェアウェイキープ率(21%)。午後0時38分からのティオフになるあす第2ラウンドはティショットの精度向上を課題にする。「岩田さんに試合中の心境を聞いたら、ボギーを打ったら『死にたい』って言っていて、バーディを獲ったら『無(になる)』って言っていた」というプレーする上での心構えも今週は貫くつもりだ。(宮城県富谷市/石井操)