(18日、第107回全国高校野球選手権神奈川大会4回戦 桐蔭学園1―2法政二) 3年生に伝えたい言葉がある。 1点を追…
(18日、第107回全国高校野球選手権神奈川大会4回戦 桐蔭学園1―2法政二)
3年生に伝えたい言葉がある。
1点を追う七回表2死一、二塁のチャンス。桐蔭学園の主将、石橋竜二(3年)は内野ゴロに倒れた。「みんなが作ってくれたチャンスで1本出せずに申し訳ない」
この日は2安打と活躍したが惜敗した。試合後のベンチ裏で片桐健一監督に声をかけられ、涙があふれた。「実力が出せず、悔しかった」
昨年10月、両足首を疲労骨折した。手術後の12月から2月上旬は宮崎県の実家に帰省した。「このまま高校野球が終わるのかな」。歩くこともできず、不安が募った。
励みになったのは、副主将との日々のLINEやビデオ通話でのやりとり。チームの近況を伝えてもらい、他の3年生部員も「待ってるぞ」「早く帰ってきて」とメッセージを寄せてくれた。
今年6月、やっと練習に参加できた。チームに迷惑をかけた分、自分が勝たせたい。「この大会は俺についてきてくれ」と、大会前のミーティングで話した。
このチームでの夏は終わったが、「3年生がいたからここまで来れた。『ありがとう』と伝えたい」。(小林日和)