<全国高校野球神奈川大会:横浜9―0相模原城山>◇18日◇4回戦◇サーティーフォー相模原球場 横浜が相模原城山に9対0で…

<全国高校野球神奈川大会:横浜9―0相模原城山>◇18日◇4回戦◇サーティーフォー相模原球場

 横浜が相模原城山に9対0で勝利し、3試合連続のコールド勝ちで5回戦進出を決めた。

 先発は今春神奈川大会決勝以来となる登板となった奥村 頼人投手(3年)。初回から2つの三振を奪うと、その後も力のある真っすぐにチェンジアップのコンビネーションが冴え渡り、三振を量産した。「マウンドから見ていて相手打者のバットが下から出ていた。少しずつ進化を感じられている」と4回9奪三振で相模原城山打線を圧倒。1安打を許し「パーフェクトで抑えたかった」と悔やんだが、見事な奪三振ショーで実力を見せつけるマウンドとなった。

 右ふくらはぎを痛め出場を回避していたが、今夏3回戦では代打で出場し、コールド勝ちを決める適時打を放っていた。この日はおおよそ2カ月ぶりの公式戦のマウンドとなり、投打で実戦復帰を果たした。奥村も「投げてこそ完全復活だと思う。今日投げることが出来て自分自身も安心しましたし、チームメイトからもナイスピッチと言われた。やっとチームの輪に入ることができたと思う」と振り返った。

 打っても初回に無死満塁から先制打を放つと、先頭打者で回ってきた4回には左前へ運んでチャンスメイク。2安打2打点の活躍で勝利に貢献し、「前の試合では打撃がよくなくて、渡辺(元智・前横浜監督)さんから『素振りからやり直せ』と言われていたので、打ててよかった」と語った。