【WWE】EVOLUTION(7月13日・日本時間14日/ジョージア・アトランタ)                【映像…

【WWE】EVOLUTION(7月13日・日本時間14日/ジョージア・アトランタ)                

【映像】完璧な決め技が誤爆…“レフェリーが吹っ飛ぶ”悲劇

 女子最高峰の試合でスプリングボード式ドロップキックが完璧なフォームで女性レフェリーに命中。モロすぎる被弾に顔をしかめ、マットから転げ落ちたものの、その受け身の上手さや手慣れた動きにファンの視線が集まった。

 WWE「エヴォリューション」で行われた女子世界王座戦・イヨ・リプリー対リア・リプリーの頂上決戦は、女子レスリングの高度な技術とパワーがぶつかり合う白熱した試合に。試合中盤、イヨがトップロープから放ったミサイルキックが女性レフェリーに真正面からヒットし、その“受け身の上手さ”にファンからどよめきが起こる珍事も発生した。

 開始直後からイヨはスピードと空中戦で主導権を握ろうとし、華麗なミサイルキックやムーンサルトで攻め立てる。一方、リアも場外戦や力強いグラウンドテクニックで試合の流れを引き戻す。両者の意地とプライドが激突し、女子大会のタイトル「エヴォリューション(進化)」を象徴する展開に、会場は大歓声に包まれた。

 そんな好勝負のなか、試合中盤に思わぬアクシデントが発生。イヨがトップロープから放ったスプリングボード式ミサイルキックが回避され、誤ってレフェリーのジェシカ・カーに直撃。正面から完璧なフォームで被弾したジェシカは、悶絶しながらリング下へ転がり落ちた。

 誤爆直後のイヨの「ああ、やっちゃった…」と茫然自失の表情も印象的。ファンからも「ああ」「やっちゃった」「やると思った」との声が上がる一方、ジェシカ・レフェリーの手慣れた受け身っぷりに「彼女レスラーなのよ」「レスラーもやってる方なんだっけ…」との意見も。元インディ団体の女子レスラーだったジェシカは、一部では現役復帰の噂もあるほど、現場に近い存在として知られている。

 レフェリーがダウンしたことで一時的にカウントが不在となり、リアが必殺のリプタイドを決めてもフォールは成立せず。混乱の中、二人は場外で激しい攻防を展開し、イヨは機材ボックスの最上段からアクロバティックな決死のクロスボディを披露し、観客を沸かせた。

 佳境を迎えた終盤、「マネー・イン・ザ・バンク」の権利を持つナオミが登場し、キャッシュインを宣言。ナオミは激戦で消耗しきった二人をまとめて料理。まずブリーフケースでイヨを攻撃し、続けてリアを鉄柱に叩きつけて制圧。最後はイヨにスプリットレッグ・ムーンサルトを決め、劇的なピンフォール勝ちで女子世界王座を強奪した。

(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)