◇メジャー最終戦◇全英オープン 初日(17日)◇ロイヤルポートラッシュGC(北アイルランド)◇7381 yd(パー71…

事前のコースチェックでイメージはバッチリ

◇メジャー最終戦◇全英オープン 初日(17日)◇ロイヤルポートラッシュGC(北アイルランド)◇7381 yd(パー71)

開始1番はティショットが左OBとなりトリプルボギー。かと思えば、2番(パー5)は奥から10m以上を流し込むイーグルでカムバック…。星野陸也の慌ただしいゴルフに、同組の選手も笑ってしまった。「見てたら面白いと思います。シャンクとかして、危ないけど(笑)」。1イーグル3バーディ、3ボギー1ダブルボギー1トリプルボギーの3オーバー「74」。試行錯誤した結果としては、悪くないスタートだ。

右に行ったり、左にいったり…

第1Rを途中棄権した前週「スコットランドオープン」から首の左が痛む。今週は開幕前からまともにショットが打てず、前日には車を1時間弱走らせて病院へ向かった。MRIを撮ってみると、「ヘルニアとか、最悪な結果にはなっていなかった」とプレーできることに一安心。初日は痛みが出ないよう、手を変え品を変えの18ホールだった。

「左首に(痛みが)来ないように。なるべく(肩を)解放する動きに」と、もともとのクローズスタンスをオープンスタンスに、ストロンググリップをウィークグリップに変更。1番のティショットも、痛みをかばおうとした結果だった。「チーピンして、もう終わったと思いました」。トリプルボギー発進はショックだったが、2番で一気にふたつ取り返した。

痛みをかばって試行錯誤

身体のケアをしながら「シャンクも2回あった」と模索を続け、気づけば5番からの2連続バーディでイーブンパーまで引き戻した。9番のダブルボギーで失速、17番からの連続ボギーで3オーバーまで後退したが、痛みなく回りきれたことで不安は和らいだ。

「もっと行けた」と思えた初日

97位と出遅れたが、予選通過は諦めていない。「しっかりコースチェックもできたから、イメージもできていた。今のスコアが悔しいくらい」。苦心しながら、週末を目指して18ホールを回る。(北アイルランド・ポートラッシュ/谷口愛純)