<大相撲七月場所>◇五日目◇17日◇愛知・名古屋 IGアリーナ【映像】着物女性も喝采 小柄力士が超巨漢を投げ倒す衝撃光景…
<大相撲七月場所>◇五日目◇17日◇愛知・名古屋 IGアリーナ
小柄な力士が体重80キロ差の巨漢相手に豪快な投げを決める衝撃的な光景が反響を呼んだ。勝負が決した瞬間、館内には地鳴りのような歓声が沸き、着物女性も大喜びで拍手喝采。「すごい!」「感動した」など称賛の声が相次いだ。
幕下二十五枚目・長内(高砂)と幕下二十六枚目・大翔鵬(追手風)の一番。身長177.5センチ、体重113.3キロの小柄な長内に対し、大翔鵬は身長185.2センチ、体重192.8キロの巨漢力士だ。体重差は実に約80キロ、大翔鵬は幕内経験者でもあり、長内にとっては手強い相手となった。
立ち合い強烈な圧力で前に出たのは大翔鵬。だが土俵際で耐えた長内は押し返すと、もろ差しで胸を合わせて果敢に攻めていった。大きな大翔鵬が組み止めると、なかなか攻めきれず、しばらくこう着状態に。大翔鵬に腕と首を極められ、抱え込まれるような格好となった長内は身動き取れず、押し込むこともできずに時間ばかりが経過していく。白熱した相撲に客席からは拍手が沸き起こった。
頭をつけて苦しい体勢の長内は「ハァハァ」と肩で呼吸する必死の展開。再び客席から拍手が沸き起こると、最後は長内がジリジリと寄っていき、「もう厳しいな」という諦めの雰囲気を一掃するように豪快な下手投げで大翔鵬を裏返した。衝撃的な結末に、館内には地鳴りのような大きな歓声が沸き起こった。勝った長内は2勝目。敗れた大翔鵬は2敗目を喫した。
小よく大を制した衝撃的な一番。館内の“諦め”の空気を一変させた長内の豪快な下手投げに、ABEMAの視聴者も「すごい!」「かっこいい!」「感動した」「頑張った」「やるなあ」と喝采を送っていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)