(17日、第107回全国高校野球選手権島根大会3回戦 石見智翠館6―1邇摩) 4年ぶりの夏の甲子園出場をめざす石見智翠館…
(17日、第107回全国高校野球選手権島根大会3回戦 石見智翠館6―1邇摩)
4年ぶりの夏の甲子園出場をめざす石見智翠館。打線を引っ張るのは、2年生で4番に座る有村紘選手だ。
身長178センチ、体重76キロとがっしりとした体格の右打者。持ち味は、「パンチ力があって、広角に打ち分けられるところ」。
一回裏1死二、三塁の先制の好機。「ピッチャーの足元をねらって、外野に打ち返そう」。直球を中前に打ち返し、2人の走者を迎え入れた。
七回は1死一塁で打席が回ってきた。高めの直球を振り抜くと、打球は左翼席へ吸い込まれた。「入るとは思わなかった」
12―4と大勝した初戦の2回戦でも4番に座り、4打数1安打2打点。それでも納得いく成績ではなく、「悔しかった」。
次戦となる準々決勝の相手は、昨夏の決勝で敗れた大社。「自分にチャンスが回ってきたら決められるようにしたい。チーム一丸となって去年のリベンジを果たせるようにしたい」と意気込む。(石川和彦)