(17日、第107回全国高校野球選手権神奈川大会3回戦 相模原城山16―6相模田名) 雨による継続試合は、四回表、2死満…

(17日、第107回全国高校野球選手権神奈川大会3回戦 相模原城山16―6相模田名)

 雨による継続試合は、四回表、2死満塁の場面で再開した。相模田名のエース堀井昌哉(3年)は先頭打者を「打ち取った、と思った」。だが、守りが乱れた。この回、再開前の6失点に加えて、さらに3点を失った。

 堀井は諦めない。その裏、先頭打者として内野安打で出塁。相手の捕逸に乗じて生還した。

 「もう一度流れを作りたかった」。この回、2点を返した。

 昨秋、9人しかいない新チームの主将になった。紅白戦はできず、実戦練習も難しいなか、チームを引っ張ってきた。

 この試合は負けたが、初戦は勝利できた。「試合はすごく楽しかった。みんなでやれてよかった」と涙を流した。

 竹林和史監督は「公式戦はほとんど一人で投げ抜いた。いい意味で堀井のチームだった」とねぎらった。(三木一哉)