(17日、第107回全国高校野球選手権佐賀大会準々決勝 神埼清明2―9北陵=七回コールド) 初優勝を目指す北陵の8番打…
(17日、第107回全国高校野球選手権佐賀大会準々決勝 神埼清明2―9北陵=七回コールド)
初優勝を目指す北陵の8番打者が攻撃に勢いを与えている。鬼橋翔選手(3年)が五回と七回に中前適時打を放ち、3打数2安打2打点の活躍、初戦から3試合連続安打で通算11打数5安打3打点となった。
最後の夏を前に背番号「6」をようやくつかんだ。昨夏は「16」でベンチ入りしたが、新チームになっても番号は変わらなかった。1桁になったのは直前の大会から。「出始めてから、責任感が強くなった。ショートは守備の要なので重みがある」
それまで遊撃に入っていた主将の広方一心選手(3年)が二塁へ回った。打撃より守備に自信があるという鬼橋選手は3試合無失策を続けている。
打撃は、元々「2試合目(Bチーム)でも下位打線を打っていた」と言う。それが、構えた時にバットを揺らしタイミングをとるようにすると、「しっくりきて、調子が上がってきた」。最後の大会に好調の波が重なったのは、地道な努力のたまものだろう。
浦田豪志監督は「最上級生が明るく、攻守のバランスがよい」とチームに手応えを感じている。監督から勝負強さを期待される鬼橋選手は「いや、そうでも……。上位打線が打つので、自分も一緒に打っている」とつながりを強調した。勝ち残った4強の中で北陵だけ優勝経験がなく、決勝の舞台も未経験。「先輩たちを超せるように」と次を見据えた。(森田博志)