<2025年全国高等学校野球選手権千葉大会:銚子商10-4我孫子二階堂◇17日◇2回戦◇千葉県野球場 名門・銚子商に期待…

<2025年全国高等学校野球選手権千葉大会:銚子商10-4我孫子二階堂◇17日◇2回戦◇千葉県野球場

 名門・銚子商に期待の1年生投手が登場した。

17日、継続試合が再開され、我孫子二階堂の9回表からマウンドに登ったのは鈴木 直磨投手(1年)だ。180センチ71キロと上背もあり、均整が取れた体格は見栄えする。夏初マウンドとなった鈴木は打者2人を抑え込んだ。最速130キロだが、腕の振りが実にしなやかで、回転の良い直球は質が高い。

 船橋シニア時代は最速130キロだったが、180センチの長身、そしてしなやかなフォームが評価されて、銚子商だけではなく、強豪私学からも誘われる存在だった。それでも「名門・銚子商のハイレベルな野球を学びたい」という思いから銚子商進学を決めた。

 05年甲子園出場時のエース・遠藤晃コーチから投手としてのイロハを学び、最速134キロまで速くなった。

 緊張のマウンドとなったが、無事に切り抜けた。

「3年生たちの方に支えられている」と上級生への感謝の思いを忘れない。澤田洋一監督は「腕が振れていた」と評価した。

 銚子商3年間での目標は最速150キロ。しっかりと上積みをしていけば、2年後、ドラフト候補として多くの野球関係者に注目を浴びる可能性を持っている。