アメリカンフットボールの関西学生リーグは22日、神戸・王子スタジアムで第5節の2試合があり、2連覇を狙う関学大が28-0で龍谷大を下し、立命大と並んで5戦全勝とした。龍谷大は2勝3敗となった。  

 

台風襲来を前に強くなるばかりの雨と風。かつて西宮球技場で足首まで水に浸かりながら試合をしたことがあるという関学大の鳥内秀晃監督をもってしても「最悪やで」という状況の中でのゲームとなった。  

 

関学はパスの調子を上げている西野航輝(3年、箕面自由学園)を温存し、左投げの光藤航哉(3年、同志社国際)を先発QBで送り出した。光藤のパスの精度を確かめるための起用だったが、パスを投げるには雨と風が強すぎた。光藤は第3Q途中まで攻撃を率いたが、1回しか投げられなかった。攻守のラインで勝る関学は前半で28-0とし、後半は2番手以降のメンバーを投入した。  

 

ランのみの試合を引っ張ったのが、RBの山口祐介(3年、横浜栄)と高松祥生(4年、箕面自由学園)だ。山口はオフェンスの最初のプレーで左オフタックルを抜け、51㍎のロングゲインで高松の先制TDランにつなげた。山口が中央からオフタックル、高松がオフタックルからオープンを駆け、山口が9回106ヤードで1TD、高松が11回69ヤードで2TDだった。  

 

山口は「今日はランが多かったから楽しかった」と笑った。高松とのエース争いの中で、「一発のタックルで倒れないようにしたい。自分がやってかないといけないって思ってます」と、チームを引っ張る自覚を持つようになった。QBの光藤は「誰が出てもプレーを通さないといけない。自分が出ることになってもチームを勝たせられるようにと思ってやってます」と神妙な表情で言った。  

 

次節の11月5日に関大と対戦する。鳥内監督は「関大のディフェンスは強いで。うちのオフェンスも安定してへんから、これからが勝負やな」と話した。