アメリカンフットボールの関西学生リーグは22日、神戸・王子スタジアムで第5節の試合があり、4戦4敗同士の対決は甲南大が51-6で桃山学院大を圧倒し、今季初勝利を挙げた。  

大雨と強風の中でキックオフ。桃山が自陣1ヤードからの最初の攻撃でファンブル。これを甲南のLB大西潤也(2年、鳳)がエンドゾーン内で押さえて先制のTD。さらに第1Q9分すぎ、RB福崎亘記(4年、甲南)が中央付近を抜け、57ヤードのTDラン。  

40年ぶりの1部リーグでの勝利がかかる桃山は第2Q1分すぎ、RB山内貫志(2年、大阪学芸)が1ヤードTDランを決めた。だが直後のキックオフで甲南大のDB牧田圭祐(4年、宝塚北)が85ヤードのリターンTD。甲南はその後も4TDと1FGを加え、桃山に1点も許さなかった。  

大雨に強風とパスには不確定要素が多い状況下で、甲南大は一度もパスを投げなかった。桃山は9回パスを投げ、成功は一度だけ。しかも甲南大のDB土井康平(4年、市西宮)に2回、DB八木慧斗(4年、桃山学院)に1回、パスを奪われた。  

甲南がパスに出なかったのは、ランが十分に進んでいて、投げる必要がなかった部分もある。光ったのがRB福崎。16回のランで計179ヤードを走り、3TDを挙げた。過去4試合ではけがの影響で計48ヤードしか走れていなかったが、負ければ入れ替え戦出場に現実味が帯びてくる一戦で爆発した。「久しぶりに独走したんで、気持ちよかったです。ほとんどランになるのは分かってたので、ラインと改めてどうブロックしてほしいか話し合って臨みました。あと2勝しないと意味がないので、気合を入れ直していきます」。福崎は力をこめた。