2023年「全米オープン」覇者のウィンダム・クラークが、米国屈指の名門コースのオークモントカントリークラブ(ペンシルベ…

オークモントCCを出禁になったウィンダム・クラーク※撮影は2024年「ザ・プレーヤーズ選手権」

2023年「全米オープン」覇者のウィンダム・クラークが、米国屈指の名門コースのオークモントカントリークラブ(ペンシルベニア州)を出入り禁止になったと、ゴルフダイジェスト誌など現地メディアが報じた。

クラークは同CCで今年6月に開催された全米オープンでカットラインに1打足りず予選落ちし、同CCのロッカールームで壁を破壊した。同CCのジョン・リンチ会長はクラークの行為に関して、コースの会員から問い合わせを受けて、全米オープンを主催する全米ゴルフ協会(USGA)と同CC理事会で「何度も協議を重ねた」末に出禁処分を決定。“出禁解除”には、損害の弁償、慈善寄付、カウンセリングやアンガーマネジメントセッションへの参加など一定の条件を満たす必要がある、とコースの会員に伝えている。

6月に「全米オープン」を開催したオークモントCC

オークモントCCはUSGAによるコースレートなどから米国有数の難コースとして知られ、全米オープンを10回開催。同誌による「世界の名コース100選」で上位の常連としても、次回は2033年に全米オープンを開催する予定。

クラークは全米オープン開催翌週の「トラベラーズ選手権」では「深く後悔している」などと謝罪を表明。今季はPGAツアー(米ツアー)出場19試合でトップ10は1度だけ、年間ポイントレース78位と低迷。今週の全英オープンには「世界ランキング50位以内」(現在28位)などの資格で出場する。