増田陸は一塁手として、守備力の確かさも認められている(C)産経新聞社 巻き返しを期す巨人の一塁手争いが注目されている。 …

増田陸は一塁手として、守備力の確かさも認められている(C)産経新聞社
巻き返しを期す巨人の一塁手争いが注目されている。
このところ存在感を示しているのはドラフト3位ルーキーの荒巻悠、184センチ、93キロと恵まれた体格から広角に飛ばせるのも持ち味。7月9日の中日戦(福島)で好投手、高橋宏斗からプロ初アーチをかけた。
【動画】この打撃を見たかった!増田陸は代打決勝3ランと試合をひっくり返した
この試合は3安打の猛打賞、一塁スタメンで起用された試合で首脳陣に大きくアピール。その後、一塁手として先発起用される試合が増えている。
一方、負けてはいられないのがプロ7年目、25歳シーズンを迎えている増田陸だ。
18年のドラフト2位入団。元々パンチ力ある打撃が持ち味だったが、ここ数年は故障離脱の期間も多く思ったように成績を残せていなく、昨年1軍出場はわずか4試合に終わっていた。
背水の陣として臨んだシーズンで代打から少しずつ出場機会を増やし、今季はここまで61試合に出場、打率.260、5本塁打、19打点をマーク。
また、7月3日の阪神戦から一時、第95代4番を務めたことも話題を呼んだ。4番を任されていた吉川尚輝のコンディション不良もあり、めぐってきた大役だったが、初回に伊原陵人から先制の2点適時二塁打を放つなど、存在感を示した。
一塁手としてもたびたびの好プレーで投手を助けている。
ただ直近6試合は18打数3安打、打率.167とやや疲れも見えてきた。勝負の夏を見据え、定位置奪取のためにはここが踏ん張りどころともいえそうだ。
ルーキー荒巻と増田陸の一塁争いに関してはファンの間からも「両方、頑張れ!」と応援の声とともに、プロ7年目シーズンで這い上がってきた増田陸に対しては「生き残ってほしい」「ようやく花開いてきた」「増田陸は使い続けて、一皮むけてほしい」「気迫を前面に出すプレーヤーが見たい」と期待の声も多く上がっている。
チームも首位阪神を追うために、落とせないゲームが続く。ヤングジャイアンツの奮起は欠かせないとあって、今後も熱い一塁バトルの行方が注目されそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】巨人の上がり目を呼ぶ捕手起用とは? 元近鉄OB佐野慈紀氏がベテランを推す理由「小林誠司が1番投手の状態を見ながら…」
【関連記事】2018年の巨人、実は「神ドラフト」だった 当時は”ブーイング”も増田陸の存在感上昇で再評価
【関連記事】藤浪晋太郎、DeNA入団正式発表にX沸く 剛腕が3季ぶりのNPB復帰 首位追撃のピースに「最強守護神も見てみたい」「セ・リーグ右バッターは震えあがっとるよ」