勝負のポイントに両軍先発投手の「バント」を挙げた阪神・藤川球児監督(C)Getty Images セ・リーグ首位を走る阪…

勝負のポイントに両軍先発投手の「バント」を挙げた阪神・藤川球児監督(C)Getty Images
セ・リーグ首位を走る阪神は7月16日の中日戦(甲子園)で、0-6の完封負け。6月20~22日のソフトバンク戦以来、6カードぶりの3連戦負け越しが決まった。
【動画】高い…才木浩人が中日・上林に先制の2点二塁打を許したシーン
打線が沈黙した。中日先発・高橋宏斗に4安打に封じられ、三塁すら踏めなかった。試合を中継した『DAZN』は敗戦後、藤川球児監督のコメントを紹介。「(高橋宏は)すごく良かった。ボールの軌道もこれまでより良かった」と脱帽した上で、「才木も良かったんだけどね」と自軍の先発・才木浩人の6回2失点の力投も評価した。
「凡事徹底」をテーマに掲げる猛虎の指揮官が、手厳しく指摘したのは「バント」だった。才木は3回無死一塁から3度ファウルを繰り返し、スリーバント失敗。一方の高橋宏は6回、同じ無死一塁で場面で投前にきっちり転がし、上林誠知の先制2点二塁打を呼び込んだ。
「ゲームの流れとして、才木はバントができず、向こう(高橋宏)はバントを決めた。セ・リーグではやるべきことをやらないと」
9回には4失点でダメを押された。最後は育成ドラフト3位から今月13日に支配下選手登録されたばかりの新人右腕・早川太貴が、0-5の二死一、三塁の場面で1軍初登板を果たしたが、投手・高橋宏を相手に、まさかまさかのボーク。背番号31が与えられたことで注目を集めたルーキーは、極度の緊張で、頭が真っ白になっていたのだろう。
依然として、セ・リーグの貯金を独占し、2位・巨人とのゲーム差は「8.5」と圧倒的優位に変わりはない。しかし、5位・中日相手との対戦成績は5勝7敗と分が悪く、この2戦で計9安打の貧打は気になる。このままズルズルいくわけにはいかない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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