入団テストを経て、巨人に加入した乙坂智(C)産経新聞社 元DeNAで今季はマリナーズ傘下に所属し、入団テストを経て巨人に…

入団テストを経て、巨人に加入した乙坂智(C)産経新聞社
元DeNAで今季はマリナーズ傘下に所属し、入団テストを経て巨人に入団した乙坂智。2022年からメキシカンリーグ、米独立リーグを渡り歩いた31歳の苦労人は、4季ぶりのNPBで輝きを放てるのか。
【巨人】巨人が元DeNA乙坂智を獲得!「人とは経験が全く違う選手!」打てる外野手の乙坂をどのように起用するのか?高木豊の見解を語ります【プロ野球】
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は、7月15日に自身のYouTubeチャンネルに『【巨人】巨人が元DeNA乙坂智を獲得!「人とは経験が全く違う選手!」打てる外野手の乙坂をどのように起用するのか?高木豊の見解を語ります【プロ野球】』と題した動画を更新。2人は12年、13年の2年間、DeNAでコーチと選手の関係。“師匠”は入団テストの結果に「『そりゃ合格するよな!』って感じ」と率直な感想を口にした。
昨オフには食事をともにしたことを明かした上で、「メキシコの野球の話聞いたんだけど、あっちって1週間で選手クビになるくらいレベル高いんだって。そんな中で野球続けられてるってことは、あいつが優秀ってこと」と説明。その上で「乙坂ってメンタルめちゃくちゃ強いから」と精神面をストロングポイントに挙げた。
また、乙坂の新人時代を振り返り「『僕、何かに似てないですか?』って聞いてきたから、『ダチョウに似てるな』って答えたこともあったね」と笑顔でエピソードを披露。「とにかく愛されキャラ」と表現し「ある程度の成績残せれば、チームにもすぐに馴染めると思うよ」とうなずいていた。
巨人とは7月12日に支配下契約を結んだばかり。まずは17日以降、ファームで実戦を積ませたい首脳陣の意向ながら、高木氏は「数試合出て良ければすぐに一軍に上げるだろうね。オールスター明けには一軍に合流する可能性が高いんじゃないかな」と見通しを語った。
外野布陣の構想も明かした。「スタメンで使うならレフトかセンター。巨人の外野手不足を補う存在として期待されてるし、俺的には、ライト丸(佳浩)、レフト乙坂、センター佐々木(俊輔)って布陣を見てみたい」と思い描いた。
最後には、首位・阪神を追撃するキーマンとして挙げた。「阪神戦での起用も面白いんだよ。データがないから相手にとって不気味な存在になるし、阪神に苦手意識ある巨人にとって、乙坂がポイントになるんじゃないかな」とした。
新天地・巨人でその真価を発揮し、チームを勝利へ、優勝へ導けるだろうか。高木氏の期待を背負い、乙坂智の次なる挑戦が始まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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