(16日、第107回全国高校野球選手権岡山大会2回戦 金光学園0―10おかやま山陽=六回コールド) 4点を追う五回、金光…

(16日、第107回全国高校野球選手権岡山大会2回戦 金光学園0―10おかやま山陽=六回コールド)

 4点を追う五回、金光学園の浅沼完多選手(3年)は先頭打者として打席に立った。1回戦は11得点でコールド勝ち。打撃が持ち味のチームの主軸として、4点目となる犠飛を放ち、初戦突破に貢献した。

 「何としても塁に出て、良い流れを作りたい」。しかし、4球目を引っかけて内野ゴロに打ち取られた。

 岡山県高梁市から列車を乗り継ぎ、片道1時間以上かけて同県浅口市の学校に通う。朝の練習がある日は午前5時半の始発に乗った。「努力家で、家が遠いのに朝練は誰よりも早く来ていた」と土屋晴輝主将(同)。

 4強入りした昨夏はメンバー外。新チーム発足後に外野のレギュラーをつかんだが、今春に調子を落とした。夏での挽回(ばんかい)を期して、体幹を鍛え直した。おかやま山陽の左腕投手を想定し、マシンを使って打ち込んだ。

 しかし、シード校を相手にチームとしてもヒットが出ず、六回コールドの完敗。高田直樹監督は浅沼選手について「調子は悪くなく、気迫を感じたが、相手が一枚上手だった」。

 大学でも野球を続ける。「この悔しさは絶対に忘れません」と前を向いた。(上山崎雅泰)